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悩んでいる方も多い、トヨタ(toyota)の残価設定ローンは途中解約できます。
「とりあえず残価設定で購入したけど、金利が無駄…」
「月々の支払や駐車場など維持費が厳しい…」
「解約って違約金がとられたりするだろうか?」
今や、新車の購入時に必ずと言っていいほど勧められる残価設定ローンですが、正直なところ、利用する人を選ぶ購入方式です。
しかし、トヨタでは利益の取れる商品であるため、残価設定型クレジットを強く推しています。
そうして、トヨタの各販売店では、誰にでもまずは「残価設定ローンがお得」だと勧められます。
こういった現状により
本当は必要無かったのに、残価設定型クレジットを組んでしまった
という例が多発しています。残価設定ローンは、本当に必要な人にとっては、とても便利な購入方式です。
一方で、不要な人にとっては、無駄にお金を払わされるだけでメリットは少ないです。こういった場合、得をしているのはトヨタの販売店だけとなっています。
この記事では、トヨタの残価設定型クレジットを利用していて、
- 本当は必要なかったのに利用してしまった方や
- 実際にお得だと組んでみたはいいけど、支払いがきつかったり
- 状況が変わり途中解約をしたいという方に向けて
なるべく損の出ないように、途中で契約を終了する方法をお伝えしていきます。
【1】トヨタの残価設定ローンを途中解約する2つの方法
トヨタの残価設定型クレジットを解約する方法は大きく分けて2つです。
ポイント
- 手放したり乗り換えたりする場合には、売却
- 乗り続ける場合には、早期一括返済
となります。
それぞれについて解説し、その後で手放したい、乗り換えたい、乗り続けたいなどケース別に解説します。
<方法1>
トヨタの残価設定型クレジットで購入した車を売却する方法
①そもそも売却は可能か?
残価設定ローンで契約されている方で良く心配されるのが、そもそも売却できるの?というものです。
ローン中の所有権は信販会社(トヨタファイナンス)にあるから勝手には売却できないと思われている方や、そのように書かれた記事を見たという方もいるかもしれませんが、安心してください。
問題なく売却が可能です。
売却先についても、車を契約したディーラー、近所の中古車買い取り店などどこでも可能です。乗り換えを希望の方は、次の車を契約する先の販売会社で下取りをして貰う方法もあります。
参考
下取りに関しては、例えばトヨタから、ホンダに乗り換えるなどの場合も、ホンダのディーラーで下取りをして貰うこともできます。
②トヨタの残価設定ローンの残る車を売却して途中解約する流れ
それでは、大まかな売却の流れを確認してみましょう。
乗り換える場合
- 乗り換え先のディーラーで下取りの査定
- 中古車買取り店で査定
- 高い方に売却し売却益と残債を相殺
まずは、乗り換え先のディーラーでの下取りや、買取り店で査定をして貰います。複数の業者で査定をしてもらうことで、買い取り額を吊り上げます。
乗り換え先のディーラーでの下取りであれば、次の車のオプションなどを交渉しても良いでしょう。
手放す場合
- 複数の中古車買取り店で査定
- 高いところに売却し売却益と残債を相殺
手放す場合は、とにかくなるべく多くの中古車買取り店で査定をして貰いましょう。少しでも高い査定額を足してもらわないと、残債が残ってしまいます。
ディーラーへの連絡等は必要?
実は、ローン中でも特にディーラー等の販売店に連絡を入れなくても、車の売却が可能です。買取り店に買い取ってもらう際に、各種手続きを委任する形になりますので、あなた自身はやり取りをする必要はありません。
売却益で残債を相殺できなかった場合は?
売却時期などによっては、売却出来が残債を下回るということも出てきます。そういった場合はどのようになるでしょうか?
・乗り換え先のディーラーで下取りに出す場合
この場合は、次の車にローンを上乗せしてくれる場合がほとんどです。ただし、あまりに金額が多いと、審査に通らないことも有るため、乗り換え先の販売店に相談してみましょう。
・中古車買い取り店の場合
相殺できなかった金額を分割払いにしてくれる業者もあります。小さい業者などは、こういったサービスが無いところもあるため、査定をする段階で確認しておくと良いでしょう。
③下取りか、売却か
乗り換えの場合、乗り換え先の販売店で下取りに出すメリットは、代車が不要になったり、相殺しきれなかった残債をローンに乗せてもらえたりすることです。
しかし、注意が必要なことは、自動車販売店は買い取りに強くないということです。
下取りの査定額と比較すると、中古車買い取り店をまとめて比較できる一括査定サービスを利用すれば、平均で17万円も高く売却できるというデータもあります。
つまり、そもそも残債が残らないため、現金の心配をしたり、やわざわざ次の車にローンを上積みしたりする必要もなくなります。
乗り換えや、手放す場合は、どれだけ高く売却するか?という点をしっかり頭に入れておきましょう。
<方法2>
トヨタの残価設定型クレジットで一括返済をする方法
続いては、一括返済をすることで、途中解約する方法を紹介します。
トヨタの残価設定ローンを一括返済する流れ
トヨタで購入した車両のローンは、信販会社であるトヨタクレジットとの契約になっています。
トヨタでは一括返済を、「早期完済」と呼んでいます。早期完済までの流れは以下のような手順となります。
- トヨタクレジットに早期完済する場合の金額を確認する
- 支払日を確認し、振込又は銀行引き落としを選択する
- 指定日までに振込又は銀行に入金しておく
細かい点をみていきましょう。
トヨタファイナンスで早期完済額を照会、申し込みする方法
トヨタファイナンスでの早期完済額の照会と申し込みについては、電話口での確認も可能ですが、基本的にはWEB上からが便利です。
早期完済金額照会サービスのページから確認が可能です。以下の様に情報を入力すれば、電話番号のショートメールで詳細の確認ができます。
早期完済額の確認と支払期日について
早期完済金額照会サービスでは、振込の希望日を入力が可能です。振込希望日に合わせて早期完済額が変動します。
振込日による支払金額の変動を確認したい場合は振込日を変えて申し込むことで、金額の確認をすることができます。
申込み状態にはなってしまいますが、振込を選択していれば、指定日までに振り込まなくても問題ありません。この場合、いままで通り支払いが継続となります。金額を知りたいだけの場合でも、早期完済金額照会サービスは利用可能であるということです。
トヨタファイナンスのQ&Aでも、以下の様に回答されています。
※お振込み日を複数ご検討中の方、早期完済金額を比較されたい方はお振込み日を変えて再度お申込みいただけます。
※WEBよりお申し込み後、支払期限までに早期完済金額のお振り込みがなかった場合は、当初のご契約通りお支払いが継続されます。引用元:トヨタファイナンス
注意ポイント
ただし、注意をしてほしいのが口座引き落としを選択した場合です。金額を確認したいだけで、支払いをしないという場合は気を付けてください。
指定日に、引き落としが掛けられてしまいます。インフォメーションデスクへのキャンセル連絡が必須となります。
金額の確認の場合には、必ず振込日になっているかを確認しましょう。
Q.早期完済(一括返済)金額を確認後、早期完済をせずに支払期限を過ぎた(過ぎる)場合、どうすればよいですか?
A.■口座より全額お引き落としの場合
至急、契約者ご本人さまより弊社インフォメーションデスクへお問い合わせください。<インフォメーションデスク>
東京:03-5617-2511
名古屋:052-239-2511
受付時間:9:00~17:30 年中無休(年末年始除く)引用元:トヨタファイナンス
早期完済による戻し手数料とは、戻ってくる利息のこと
早期完済を希望している場合、多くの方が「金利を節約したい」「無駄なお金を払いたくない」と考えているでしょう。
早期完済をすることで、節約できる利息額を、残価設定ローンでは「戻し手数料」と呼びます。
戻し手数料の計算方法
戻し手数料の計算方法の手順は2つです。
- 78分法という計算式で早期完済による利息を再計算
- 計算された金額から30%を引く
クレジット取引では、契約期間を待たずに早期完済する場合、78分法という特殊な計算方法が使われます。
さらに78分法で計算した金額から、30%が手数料として引かれてしまいます。
参考
78分法の特徴として、月々の利息(割賦手数料)の支払いが、年間通して均等に計算されません。
支払い回数を半分消化した時点で、なんと割賦手数料(利息の総額)のたった26.9%しか戻ってこない計算となります。
支払の前半程、多くの手数料を払っていることになり、ローン期間が経過するにしたがって、加速度的に戻し手数料は減ってゆきます。
数十万の利息があっても、数万程度しか返ってこないということも良くあります。
78文法の計算に加えて、そこから手数料として30%も引かれてしまうからです。
この引かれてしまう30%については、明細に記載されることがありません。すべて引かれたうえで、「戻し手数料」として掲載されます。
78分法についてより詳しい解説を知りたい方は、以下のページを参考にしてみましょう。
-
残価設定ローンは一括返済は可能だが、繰り上げ返済は不可!やり方や注意点を徹底解説!
※本記事は[PR]を含みます 残価設定ローンは、支払い途中で一括返済が可能です。 ...
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トリプルアシストを利用している場合の2つの注意点
トリプルアシストをで、クレジット一体型車両保険を利用している方の場合、注意が必要となる2つのポイントがあります。
1つ目は、早期完済金額の照会先です。クレジット一体型保険の契約は、基本的には販売店であるディーラーで行なわれます。
そのため、残債の確認は販売店であるディーラーにすることになります。
2つ目は、残価設定クレジットの解約に伴い、クレジット一体型保険も合わせて一括支払いとなる点です。
車両保険と残価設定クレジットが一体型となっており、一括返済に合わせて元々の残価設定クレジットを契約していた期間分の保険料を一括で支払う必要がある場合もあります。
以下の、あいおいニッセイ同和損害保険のコンビにプランを参考にしてみましょう。
□トヨタファイナンス株式会社に係るクレジット・リース契約について、
下記の事由等により、終了となる場合には、保険契約についても
未払込保険料を一括して払い込んでいただくか、解約のうえ追加
保険料を払い込んでいただきます。必ずご契約の代理店にて
お手続きください。
・クレジット契約の早期完済・期間短縮
・リース契約の解約引用元:コンビにプランチラシ
残価設定ローン一体型保険の場合、一括返済の解約により、契約期間(残価設定クレジットの契約年数分)の残りの保険料を一括で支払うことになります。
または、解約をして、保険を切り替える場合は、追加保険料を支払うことになります。
追加保険料とは、残価設定クレジットとの一体型保険の場合、保険料がずっと定額というメリットがあります。
これは、年々下がっていく保険料を事前に期間分平準化(平均にする)して最初から比較的安い保険料が設定されています。
その差額分が追加保険料として徴収されることになります。
注意ポイント
残価設定クレジット一体型保険を併用されている方は、このまま支払いつづけた方が保険料は安くなるため、一括返済で、節約できる利息と、保険料の割安分も考慮して検討することが必要でしょう。
※残りの保険料を一括で支払えるのであれば、マイナスはありません。
トヨタで扱っている、クレジット一体型保険は以下の4つです。
保険の契約は基本的に販売店で行なっているため、早期完済金額の確認も合わせて、購入先のディーラーに確認してみてください。
- コンビにプラン(あいおいニッセイ同和損害保険(株))
- まとめてバリュープラン(東京海上日動火災保険(株))
- カップるプラン(三井住友海上火災保険(株))
- クレぴたプラン(損害保険ジャパン(株))
【2】ケース別途中解約のポイントを解説!
ここまでで、残価設定ローンを途中で解約するための、売却の流れ、一括返済の流れについて確認してきました。
ここからは、すでに述べた通りですが、まとめとして以下の3つのケースの場合について確認しておきましょう。
※それぞれの項目にジャンプもできます。<ケース1>
残価設定クレジットで購入した車に乗り続ける
残価設定クレジットの契約を終了しつつ、現在の購入した車に乗り続けたい場合は、
- 早期完済を行う
- 支払最終回まで待つ
いずれかの方法となります。支払い最終回について、ケース3で解説します。途中で解約する場合は、早期完済一択となります
途中解約で乗り続ける場合のポイント
残価設定ローンを途中解約しつつ乗り続ける場合のポイントは、戻し手数料の金額と、現金を持ち出さずに済むことのどちらがあなたにとってプラスになるかをしっかり検討することでしょう。
早期完済をするとなると、残価を含めた総額を支払うことになります。100万円を超える場合もあるかと思います。
そうなった場合、戻し手数料が、1万円や2万円しかないのであれば、そのまま支払い続けた方が、良い場合もあります。
他所で急な現金が必要になる場合なども考慮して、完済すべきかどうか、判断すると良いでしょう。
<ケース2>
次の車に乗り換える
トヨタで乗り換える場合や、他社に乗り換えるために、残価設定ローンを途中解約するのであれば
- 乗り換え先のディーラーで下取り
- 中古車買取り店で売却
のいずれかになります。買取り店と、下取りの金額+次の車の割引や、グレードアップパーツなどの金額も加味して、お得な方を利用しましょう。
次の車に乗り換える際のポイント
残価設定クレジット一体型車両保険を利用の場合
クレジット一体型保険を利用中の方は、車両の入れ替えができないケースがあります。購入先でも良いので必ず相談をしましょう。
残債を残さないように高く売却する
残価設定クレジットを途中解約するうえで最も重要なことは、残債を残さないこと、つまり、高く売却することです。
なるべく多くの中古車買い取り店で査定してもらう事が望ましいでしょう。中古車市場では、時期によって必要としている車が変わります。
買取り業者によっても、それぞれ在庫をかかえており、足りない在庫やだぶついた在庫の事情も変わるため、査定の数が多ければその分高い見積もりを出してくれる業者に出会える可能性が高まりまるということです。
例えば、冷蔵庫や、洗濯機など大物家電を購入するときは必ず安い店舗を探しますよね?それと同じで、売却でも高く買い取ってくれるところを探しましょう。
<ケース3>
最終回支払を迎える
支払最終回直前のタイミングで、このまま支払った方が良いのか、車両を返却するか迷っている方もいるでしょう。実はこの場合、車両を返却する以外にも方法があります。
- 買取り業者に売却する
最終回支払前に車を売却するポイント
車両を返却する場合、基本的には差し引きゼロとなりますが、人気の車種やリセールバリューの高い車は、トヨタで設定されている残価よりも高い金額で売れることがあります。
買取り店に売却する際は、特にディーラーに出向く必要は無く、買い取り店に手続きまでお任せでOKなのも魅力です。
<ケース4>
途中で車を手放す
単に車が不要になった方や、残価設定ローンの月々の支払や駐車場代金、保険料など支払いが厳しいという方もいるでしょう。
そういった場合、残価設定ローン途中で車を手放すことになりますが、方法としては、
- 売却する
という事になります。売却益と残債を相殺することになります。
残価設定クレジットの車を手放すポイント
とにかく高く売ることです。この一言に尽きます。車両が手元からなくなるうえに、まとまった現金を払うなんて、少し悲しい状況と言えるでしょう。
そのためにも、高く買い取ってくれる業者を探すことです。上記でも述べましたが、高く買い取ってくれる業者に出会えなければ、最高額は引き出せません。
なるべく複数の買取り業者に見積もりを出してもらえるように行動しましょう。
復習になりますが、売却益で残債を相殺できない場合は
- 差額を買取り業者に一括で支払う
- 残債整理のためのローンを組んでもらい分割で支払う
のいずれか、ということになります。残債を分割払いにしてくれる業者もすべてではないので、査定の時に確認しておく必要があるでしょう。
残価設定ローンの残る車を高く売却する方法とは?
ここまで見てきた様に、売却に関わる途中解約では、残っているローンの金額と、車両の売却益で相殺させることが重要でした。
そのために、どうやったら高く売却できるかを考えることが重要です。
複数の買取り業者に回るのは大変
しかし、多くの業者に回るといっても限界があります。また、相場の感覚などもまだないため、いきなり買い取り店で査定してもらっても、なかなか納得して売却ができないでしょう。
手軽なサービスを利用するのもアリ
そこで、デメリットもあるが、それを上回るメリットが大きい中古車一括査定サービスを利用することをお勧めしています。
一度は耳にしたことがあるかと思いますが、申し込みをすると複数の業者にまとめて申し込みができるサービスです。
しかし、便利な面がかなりあります。
相場も事前に確認がで、査定もわざわざお店に行く必要が無く、駐車場など指定した場所まで出張査定をしてもらえます。
業者をまとめて呼べば、そこで一番高く提示してくれた業者に買い取りを依頼するだけで済みます。
嫌な口コミも多いですが、最終的にはあなたがどれだけ、高く売る必要があるかにかかっていると言えるでしょう。
この一括査定サービスは、例えば、ディーラーで下取りに出す場合よりも平均で17万円も高く買い取ってくれるというデータがあります。
平均なので、これより低い場合もありますが、数十万単位でプラスになる場合もあります。
お金に執着が無ければ、すべてディーラーに任せて、言われるまま済ませるのが一番楽ができます。
忙しく、時間が無い方はそれでも問題ないでしょう。現状のあなたの経済状況なども加味して検討してみましょう。
まとめ
トヨタの残価設定クレジットの途中解約では、
- 売却
- 早期完済
が基本的な手段でした。どちらの場合でも、現状の残債がいくらなのかをしっかり把握したうえで、行動すると納得して対応ができるでしょう。
ある意味、車は生ものです。時間が経てばたつほど、価値が落ちていき、気づいたら後の祭りなんて可能性もあります。
まだ、売却するか、早期完済をするかどうか迷われている方も多いでしょう。
しかし、残価設定クレジットに関して言えば、時間が解決してくれるようなものではなく、むしろ時間によってより頭を抱えるようなものです。
情報を集めるだけならリスクはありません。
- トヨタファイナンスに金額を照会する
- 車を査定してもらい価値を確認する
など、リスク無くできることも有ります。時間を無駄にしないように、まずはできることから始めてみましょう。